故人様が初めて迎えられるお盆は一般的には「初盆(はつぼん)」「新盆(にいぼん)」と呼ばれ49日の忌明け法要が終わってから最初に迎えるお盆をさします。お盆が13日~15日なのに対し、初盆の場合は7日~15日まで行うのが一般的です。
忌明け前にお盆を迎えた場合は、翌年が初盆(新盆)となりますが、日取りによっては忌明け前に行う場合がありますので、早めにご寺院様にご相談下さい。
7日に、故人の精霊が迷わず帰って来られるように迎え火を焚き、お盆提灯を道しるべとして、また安らかに成仏していただくための祈りを込めて飾ります。初盆の場合は白い初盆用提灯をご用意ください。
通常のお盆と同様15日に送り火を焚いてお見送りします。
関西での一般的な例として紹介しております。地域やご宗派により異なる場合がございます。
真宗では、人は亡くなると浄土に往生し仏となるとされ、追善供養は必要ないと言う考えから、
送り火を焚いて迎えたり、新棚などは不要とされていますが、お盆を仏事としてとらえ、仏教とふれ合うよい機会として御寺院様にご相談されてはいかがでしょうか。
お盆のお祀りに関してご不明の点はご寺院様、もしくは浜屋へお問い合わせください。
初盆には、無地で白木地の提灯を使うことが一般的です。初盆用の無地の提灯を1個飾り、合わせて絵柄の入った提灯もあれば一緒にお飾りします。
提灯は初盆を迎える家でととのえたり、親戚や知人が、お盆の前に贈る習慣もあります。先様の家紋を入れて一対にして贈るのがもっとも丁寧とされています。進物の場合は初盆以降もお飾りできる柄物を送られることが多いようです。
近年ではマンションなどあまり大きな提灯をお飾りすることが困難な住宅事情や家具調仏壇をお祀りされる方も多いことから、モダンで小型のお盆提灯も人気となっています。