1周忌、3回忌、7回忌、それ以降の年回忌法要をご自宅で営まれる際には、お仏壇のお祀りとともに法事用仏具を整えて、ご寺院様やお参りのお客様をお迎えしましょう。また、お祀りに際しての作法も心得ておきましょう。 尚、最近では、設備の整った葬儀会館やホテル、自治会館等で営まれる方も増えています。
法事の案内状が届いたら、すぐに出欠の返事を出すようにしましょう。施主側には、準備の都合があるからです。通常は、返信ハガキが同封されていますので、遅くとも一週間位前までに出したいものです。
欠席の場合も、お詫びの言葉や近況を添えて、「お仏前」・「お香料」とお供物を一緒にして、事前に送付するのが一般的です。尚、出席について自分から申し出るのは控えましょう。
あたり前の事ではありますが、まず時間に遅れないことを心掛けましょう。会場には、20分~30分位の余裕をもって着きたいものです。
施主様には、「お招きいただきありがとうございます。本日は、皆さま方と、ご供養させていただきます。」などと挨拶をし、供物料を手渡します。
法要やお斎(食事)の途中で退席するのは好ましいことではありませんので、できるだけ散会までつとめるように心掛けましょう。
法要の会場では、まず施主へのあいさつをし、供物料の入った包みを手渡します。法要の席では参会者の焼香もありますので、数珠を忘れずに持参しましょう。
服装は、地味な平服を基本に、施主側を恐縮させるような喪の色合いの強い装いは、かえって失礼とされています。派手な色目の服装も避けましょう。女性の和服の場合は、黒の一つ紋の羽織程度(11月から3月末まで)で、4月からは地味な一つ紋の色無地、夏は絽。洋服の場合は、黒か紺の衿ぐりの小さなシンプルなデザインのスーツ又はワンピース。男性も黒かグレーの地味な色のスーツがよいでしょう。